「おまえは俺の婚約者。俺だけのものだ」 ウェディングドレス試着の帰り、事故に遭い記憶をなくした奈々。目覚めた時そばにいたのは、婚約者と名乗る冷たい目をした鴻上(こうがみ)と優しく自らを気遣ってくれる担当医の八乙女という2人の男だった。いつも命令口調で、一方的な鴻上からは愛情を感じられない…。私は本当に彼を愛していたの?優しい担当医と婚約者の間で気持ちが揺れ動く。このままじゃ、私結婚なんてできない…!